このページでは、管理人が直接作品を見たうえで、写真に撮影することが出来たものを画家毎の備忘録として掲載しています。作品の評論が目的ではなく、難しいことを考えずに素敵な絶景作品を眺めることを主眼にしていることから、作品については詳述しておりませんので、ご了承ください。
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マウリッツハイス美術館 3作品所蔵 Mauritsuhuis
オランダ・デンハーグ
所蔵作品:【真珠の耳飾りの少女】 【ディアナとニンフたち】 【デルフトの眺望】
フェルメールの代表作の一つとされる「真珠の首飾りの少女」は、このデン・ハーグにあるマウリッツハイス美術館に所蔵されている。
その人気のために、今後日本に来る可能性はかなり低くなっている名作だが、現地ではあまりにも普通に展示されているので驚きだ。
これが日本でのフェルメール展だったらパリのモナリザのような人だかりになるであろう。
しかも間近で写真撮影も出来るし、それ程混雑していないのでゆっくりと作品を鑑賞することができる。レンタカーを借りてやってきたかいがある。
かなり近くで見ることができたため、作品の色味や筆の流れ、こまかなひび割れなどまで確認することが出来た。なんとも貴重な体験だ。海外の美術館ならではダイナミックな体験でもある。
なお、フェルメールにとっては2作品しかない風景画の内の一つが、ここに所蔵されている「デルフトの風景」だ。
今回の目的は、作品鑑賞だけでなくデン・ハーグにほど近いフェルメールの故郷であるデルフトを訪れて、この作品のモデル地を確認することだった。
そのモデル地訪問については、こちらのリンクからブログ記事をご覧頂きたい。
マウリッツハイス美術館には、フェルメール作品が「真珠の耳飾りの少女」「デルフトの風景」「ディアナとニンフたち」と3作所蔵されている。
「ディアナとニンフたち」が見当たらなかったので、どこかに貸し出されていたのでだろうか?恐らくどこかに記載されていたのだろうが、よく確認しなかったためわからず仕舞いだったのが残念。
アムステルダム国立美術館 4作品所蔵 The Rijksmuseum,Amsterdam
オランダ・アムステルダム
所蔵作品:【牛乳を注ぐ女】 【青衣の女】 【恋文】 【小路】
アムステルダム国立美術館には、フェルメール作品が4点所蔵されており、訪問時は残りの1点「恋文」が日本の大阪に貸し出されていた。
そういえば、2018年の秋に東京でのフェルメール展があり、9作品が集まって話題になっており、私も観に行ったのだが、日本なので撮影NGだったのが残念だ。
その後に東京から大阪に移動したフェルメール展だが、この「恋文」は東京では展示されず、なんと大阪のみの展示だったので、結局私自身は見ることが出来ない作品となってしまった。
メトロポリタン美術館 5作品所蔵 The Metropolitan Museum of Art
アメリカ・ニューヨーク
所蔵作品:【水差しを持つ女】 【少女】 【眠る女】 【リュートを調弦する女】 【信仰の寓意】
ニューヨークのメトロポリタン美術館には、5点ものフェルメール作品が所蔵されている。
訪問当日は、青と白の服が印象的な「水差しを持つ女」が日本の京都に貸し出されていて観ることが出来なかったのが残念だ。
フェルメール作とされる作品は、最大でも37点しかないため、一つの美術館で5点も所蔵するのは凄いことだ。
やはりフェルメールの作品は小さいキャンバスに描かれたものが多い。
この美術館でも、これ程の人気作品であっても、このように近くで鑑賞することができ、かつ、写真撮影OKなのだ。良いシステムだ。
日本はとにかく見習って欲しい。
ロンドン・ナショナルギャラリー 2作品所蔵 The National Gallery, London
所蔵作品:【ヴァージナルの前に座る女】 【ヴァージナルの前に立つ女】
ロンドンのナショナルギャラリーには2点のフェルメール作品が所蔵されている。
ルーブル美術館 2点所蔵 Musée du Louvre
フランス・パリ
所蔵作品:【レースを編む女】 【天文学者】
レースを編む女は、驚くほど小さい。ルーブル美術館でも2作品だけ所蔵なのは意外だ。それだけフェルメール作品が少ないということだろう。