平戸① キリスト教聖地と集落
平戸市は、長崎県の北西部に位置し、そのほとんどが平戸大橋で九州本土と繋がっている平戸島だ。
島の北部には平戸港を見下ろす平戸城が復元されており、キリシタン弾圧の江戸時代に想いを馳せざるを得ない。
しかし、今は町のシンボルの一つとしてザビエル教会と同じように町の景観の一部となっている。
島だけでなく九州本土側も含めて、この平戸には、個性的で美しいキリスト教会やキリスト教関連施設が点在しており、魅力は尽きない。
作品プロフィール:宝亀教会 op.4805、3/13,2015


平戸島や生月島へは、それぞれ橋で繋がっており、交通の便は悪くない。この地域は潜伏キリシタンの歴史が色濃く刻まれており、春日集落・安満岳・中江ノ島などが世界遺産に登録されている。
作品プロフィール:九州本土と平戸島を繋ぐ平戸大橋の夜景 op.4113、11/2,2014
中江ノ島 : ユネスコ世界文化遺産
これが世界遺産の中江ノ島。潜伏キリシタンの聖地とされてきた無人島で、多くの信者が殉教した地でもる。
作品プロフィール:中江ノ島を県道から望む op.14375とop.14376,9/20,2014
春日集落 : ユネスコ世界文化遺産
世界遺産の春日集落と段々畑。この地の潜伏キリシタンは19世紀のキリスト教解禁後もカトリックには復帰せず、かくれキリシタン信仰を継続したため、この集落に教会堂は無い。
作品プロフィール:春日集落の段々畑
op.14376,9/20,2014

46 田平天主堂 (たびら)

現存する天主堂は、1918年に教会建築の棟梁 鉄川与助の設計制作によって建立された。ロマネスク様式で重厚な煉瓦造りの教会は、鉄川の最後の作品であり、代表作とも云われていて、非常に美しい。また、ステンドグラスも素晴らしく、土曜日のミサの時には、内部の明かりによってステンドグラスが輝き、外からその美しさを眺めることが出来る。この教会の魅力の一つだ。
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作品プロフィール:田平教会 op.14147、11/1,2014
土曜日ミサ開催時のステンドグラス
平戸② 平戸島(前編)
平戸島は、現在平戸大橋で九州本土と地続きとなっている。
47 平戸ザビエル記念教会
平戸城からの眺め
平戸城から港を眺めると、左手に教会の鋭い尖塔が目に入る。これがザビエル記念教会だ。まさに街のシンボルとして聳えているのがよくわかる。
作品プロフィール:平戸城からの眺め op.4773、9/21,2014

平戸城
48 宝亀教会 (ほうき)
非常にユニークな構造の教会。1898年に建立されたこの教会の基礎は石造り。外壁は煉瓦造り、屋根は瓦、側面のバルコニーは木造の様式で、尖頭アーチ式の窓がついており、視点によって見え方が大きく異なるのが特徴。
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作品プロフィール:異彩を放つ建築の教会 op.4815、3/13,2015

49 紐差教会(ひもさし)
珍しく大規模な白亜の天主堂。鉄川与助による設計施工で、このロマネスク様式の教会は1929年に建立された。内部は広々とした空間に美しいステンドグラスがはめ込まれ、白く太い柱とシンプルな折上天井にある花の模様が特徴的だ。入口はいってすぐに柵があり、見学者はそこまでしか入ることが出来ず、中をじっくりと観察できないのがキリスト教会にしては閉鎖的で残念だ。
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作品プロフィール:大規模な白亜の教会 op.4816、3/13,2015
