モロッコのシェフシャウエン(Chefchaouen:通称シャウエン)は、青く塗られた独特の旧市街で有名な観光地だ。一歩踏み入れると、一面青い不思議な世界が広がっている。景色だけでも素敵なのだが、そこには多くの猫たちが暮らしている。イスラム教徒の方々は本当に猫を大切に尊重しており、伸び伸びと過ごしている猫を見るのはとても素晴らしい。まして、ここは青い街。個性的な猫の舞台であるかのようだ。
青い街並みの撮影のために訪問したのだが、気付いたら猫の追っかけみたいになっている自分がいた。
猫好き必見のシェフシャウエンの猫のいる風景を紹介します。
シェフシャウエンとは
北アフリカのモロッコ北部リーフ地方の山腹に位置する。街が青くなった理由は諸説あって定かではないようだ。
街全体を高台から見渡すと、画像のとおりそれほど青くは見えないが、日没後の夜景になると旧市街だけ青く浮かび上がるのが美しい。まわりの地域は暖色系の照明で、旧市街は寒色系の照明を使っているようだ。さらにその証明に青く塗った建物の壁が反射して全体的に青く輝いているものと思われる。街の南東の小高い丘に位置するブダファル・モスクは街から歩いていける夕陽の名所だが、そこからのシェフシャウエンの夜景は美しいので、訪問の際には欠かさず立寄って頂きたいビュースポットだ。
街中の青く塗られた部分は、建物の1階部分辺りまでのようで、建物全体を青く塗っているところはほとんどない。
旧市街の猫たち
暖かな朝の陽ざしの中、家族会議かな?
それにしても沢山いるなぁ。
日向ぼっこしている猫があちこちにいます。晴れた日の午前中は猫の撮影チャンスだ。
視線を感じて上を見ると、窓から見下ろしている猫が。
どうやら家猫さんのようですね。近づいたら何やら話しかけていた。何言っているかわからないけど。
他の家でも茶トラの家族が窓際で日向ぼっこしていた。
どの猫も人間と付かず離れずといった絶妙な距離感で思い思いに過ごしているようだ。その中でも、この白黒牛柄のハチワレ子猫が私の周りを微妙な距離で付いてきたり、街並みの撮影にひょっこり参加してくれたりして、楽しませてくれた。バットマンのような黒白さんは、売りもの?
夜のシェフシャウエン
夜になると、街の青はいっそう深みを増して妖艶な雰囲気を醸し出す。
人気は減るが、それだけに猫が増えるように思える程だ。
蝶ネクタイをしているかのような白黒猫さん。
とても上品に階段で佇んでいた。
近づいても逃げずに撮影に応じてくれた。
素敵な美猫さんだった。
沢山の猫が行き交う社交場のような階段周辺。
青い街シェフシャウエンの猫さんたちは、いかがでしたか?
モロッコへの旅を検討されている方は、ぜひ旅程に組み込んで美しい街と猫たちを楽しんでください。
シェフシャウエンの場所
最後にシェフシャウエンの場所をGoogle mapにリンクしました。通常、Google mapで検索すると広域が指定されて分かりにくいので、旧市街の中心に位置する広場 Plaza Uta el Hammanの場所でGoogle mapが開くようにしました。この周辺が当ブログで紹介している旧市街の青い街です。旧市街は、ここを中心に周辺に青い城門のマークが散在している内側がエリアとなっているので目安としてください。
ここに今も沢山の猫さん達がまったりと暮らしています。