ワロン地方
No.1 オブシー (Aubechies)
私が最初に訪れたベルギーの最も美しい村が、このオブシーだ。
車で向かったのだが、予想よりも集落というほど建物の集積が無く、農村の拠点に教会とレストランがあるといった構成で、少々違和感を抱いたのが最初の感想だ。
しかし、これが典型的なワロン地方の美しい村なのだと、後に村めぐりをしている中で理解出来た。
緑豊かな牧草地で、牛たちがのどかに草を食む姿の背景に赤い屋根のロマネスク様式のサン・ジェリー教会が映えていた。
作品プロフィール:オブシー op.15759、5/02,2019
サン・ジェリー教会
村の中心にあるサン・ジェリー教会。
11世紀に、この場所に聖堂が建てられて以降、修復を重ねて現在の姿になったロマネスク様式のカトリック教会だ。
作品プロフィール:サン・ジェリー教会 、 op.15757、May2,2019
教会の横に大きな煉瓦造りの建物があり、それは教会の建立当初から修道院の一部として使用されていたものだ。近年は公民館だったようだが、今は使用されていないようだ。
教会内部もこのようにレンガ造りで大変美しい。
作品プロフィール:サン・ジェリー教会 、 op.15750、May2,2019
クロケ通り
広場からクロケ通りを少し北東に進むと花に囲まれた美しい煉瓦造りの建物があった。
これも絵はがきのような美しい風景だ。
作品プロフィール:オブシー op.15763、5/02,2019
この村のユニークさは、5000年程前の先史時代の遺跡が発掘され、それを元に当時の生活の様子を再現したベルギー最大の野外博物館、オブシー・ベルイユ考古歴史博物館(Archéosite et Musée d’Aubechies-Beloeil)があることだ。
サン・ジェリー教会のすぐ近くに池があり、その向こう側に考古博物館は存在する。
この煉瓦造りの村と先史時代の組み合わせがピンと来ないのだが、重厚な歴史的背景を持った村であることは間違いない。
アクセス(Google Mapへのリンク)
道中の絶景 1 ~予期せぬ絶景~
オブシーからブロイユ城に向かう道中にのどかな光景が広がっていた。雨にけぶる牧場の光景。
作品プロフィール:ブロイユ郊外 op.15767、15768 ,May02,2019
ちなみに、ブロイユ城にも行ったのだが、突然の大雨でまともに撮影することが出来なかったのが残念だ。ぜひ次のチャンスがあれば再訪して撮影したいものだ。
道中の絶景 2 ~予期せぬ絶景~
ルーバンからシャルドヌーに向かっている途中、美しい菜の花畑が広がり、素敵な建物と良い雰囲気だったので車を止めて撮影した。
この建物はお城のようだが、宿泊施設とのこと。
それにしてもヨーロッパの5月は多くの地域で菜の花畑が美しい黄色の絨毯のようになっていて大変美しい。
作品プロフィール:タンロ郊外 op.15774、5/03,2019