西海エリア (さいかい)
西海市は、長崎市の北に位置し、リアス式海岸線と島が特徴。
教会は3か所あり、そのうち大島にある2か所を訪問した。
作品プロフィール:太田尾教会 op.14484、9/20、2014
73 太田尾教会 (おおだお)
西海市の西部、大島のさらに西方の海を見渡せる丘陵地にある教会。木造モルタル拭きつけのゴシック様式で、ファサードの飾りや赤と白のコントラスト、そして小さめの尖塔がかわいい雰囲気だ。内部は、見事なリブ・ヴォールト天井で、柱を排除した構造が珍しい。白を基調としているので、明るい雰囲気だが、窓にはステンドグラスが少しだがはめ込まれているので、陽ざしによっては、美しい色彩が室内に映り込むのだろう。ぜひとも見てみたい。
作品プロフィール:太田尾教会 op.14476、9/20、2014
74 間瀬教会
大田尾教会の巡回教会で、大島の住宅街にある。内部は拝見できなかったが、長崎県で唯一の畳敷きの教会だそうだ。
作品プロフィール:間瀬教会 op.14490、9/20、2014
長崎市 北部
長崎市北部には、潜伏キリシタンゆかりの地が複数存在している。外海一帯にはかつて多くの信者が存在していた。
出津(しつ)集落と大野集落はそれぞれ世界文化遺産に登録されている。
さらには、ステンドグラスの美しさでは長崎でもトップクラスの黒崎教会も近くにあり、教会めぐりでは外せないエリアだ。
作品プロフィール:出津教会 op.14304、8/10,2014
75 大野教会堂 : ユネスコ世界文化遺産
外海の大野集落にある教会。
1893年にド・ロ神父が設計し、私財を投じて信徒とともに建てた石造りの教会堂。
作品プロフィール:石造りの歴史的意義の高い教会 op.14299、8/10、2014
教会堂と一体となっているマリア像。
その姿は神々しい。
作品プロフィール:マリア像 op.14228、11/3、2014
教会堂からは海が見渡せる。教会内部は、入口の窓から見ることが出来る。非常にシンプルな構造で、当時がしのばれる。
作品プロフィール:教会堂全景 op.14223、11/3、2014
76 出津教会(しつ) : ユネスコ世界文化遺産
外海の大野集落からほど近い出津集落にある教会。
1882年にド・ロ神父が私財を投じて建てた頑強な教会。
作品プロフィール:丘陵地の中腹に建てられた教会 op.14303、8/10、2014
緑の中に白い教会が映える。
作品プロフィール:中腹に建つ教会 op.14322、8/10、2014
道の駅 夕陽が丘そとめ からの展望
出津教会を見渡せる絶景スポット「道の駅 夕陽が丘そとめ」はおすすめだ。出津教会より左手の海を見ると、池島が良く見える。池島はあの軍艦島と並ぶ炭鉱島であり、廃墟は多いものの現在でも有人の島であり、旧炭鉱跡地を見学できる。
作品プロフィール:かつては最先端だった高層マンションが陽をあびて輝いて見える池島 op.14256、11/3、2014
77 黒崎教会
小説家 遠藤周作氏の作「沈黙」の舞台となった外海地区に建つ美しい教会。煉瓦造りの重厚な建築で、内部はリブ・ヴォールト天井が見事であり、ステンドグラスが華を添えている。このステンドグラスの織り成す色彩の美は、長崎教会群の中でも際立った存在ではなかろうか。個人的にも大変気に入っており、神秘的な祈りの場として強く印象に残っている。
作品プロフィール:ステンドグラス必見の教会 op.14324、8/10,2014
外から窓を見ると、反対側のステンドグラスが輝いている様子がよくわかる。
作品プロフィール:外から見たステンドグラス op.14246、11/3,2014