中通島 ②
07 江袋教会
山の中腹を走る県道沿いに、青い湾を望む教会が江袋教会だ。
1882年6月建立で、木造の教会としては長崎県内で最も古いものであったそうだが、残念なことに2007年2月12日14時頃に焼失。
しかし2010年5月9日に見事に復旧した。
内部もほぼ従来通りに復旧とのことで、リブ・ヴォールト天井やステンドグラスが美しい教会が蘇ったのは素晴らしい。
私が訪れた際は、主祭壇の上部から神々しい光が差し込み、絶景を味わえた。
作品プロフィール：海を見渡す江袋教会 op.4397、8/13,2014
08 赤波江教会
有川湾から急斜面を上がった中腹に、まさにポツンと立っているのがオレンジ色の屋根の赤波江教会だ。
湾の向いから眺めると緑の木々の中に一際異彩を放った様子がよくわかる。
現地に行くと、急斜面から眼前に広がる海が印象的だった。
内部はシンプルな構造で、色ガラスによって室内がカラフルに彩られていた。
作品プロフィール：凄いロケーションの教会 op.4381、8/13,2014
日の出を赤波江教会で見ようと出かけたところ、絶景に出会えた。
絵になる教会だ。
作品プロフィール：朝陽に映える赤波江教会 op.4669、5/5,2016
09 仲知教会 （ちゅうち）
県道沿いの小高い地に煉瓦色で一際大きなモダンな建物が仲知教会だ。現教会は1983年の建立なのでそれも納得。内部は高い天井と詳細な絵が特徴のステンドグラスの美しさが特徴で、華やかな印象だ。教会建築としての見どころはあまり無さそうだが、このステンドグラスは必見であろう。
作品プロフィール：近代的な教会 op.4391、8/13,2014
10 米山教会 （こめやま）
新上五島町の最北に位置するのが、白亜の米山教会だ。
眺めの良い高台の県道沿いに位置し、個性的な白い建物が特徴だ。
ここから海を眺めると別の島が見えるが、小値賀町の無人島 野崎島で、そこには旧野首教会がある。内部も白い壁で大き目の窓には色ガラスがついており、明るいイメージだ。
作品プロフィール：白亜の教会 op.4382、8/13,2014
11 冷水教会 （ひやみず）
奈摩湾を望む冷水教会。対岸にある青砂ヶ浦教会と同じく、鉄川与助による設計施工で、氏が独立後最初に手掛けた教会とのこと。前者は煉瓦造りだが、こちらは木造建築で内部は3廊式のリヴ・ヴォールト天井になっている。また、アーチ窓にはカラフルなステンドグラスがはめ込まれており、独特のムードを醸し出している。
作品プロフィール：尖塔がかわいい教会 op.4569、8/14,2014
12 青方教会
13 大曾教会 （おおそ）
青方港を望む高台に建つ煉瓦造りの教会。鉄川与助による設計施工で、正面中央には八角形のドームの鐘楼が聳えており、内部は3廊式のリブ・ヴォールト天井が美しい。 また、正面前には両手を広げたキリスト像が印象的だ。
作品プロフィール：港を見守るレンガ造りの教会 op.4550、8/14,2014
14 跡次教会
15 猪ノ浦教会
続浜ノ浦郷（つづきはまのうらごう）の小さな入り江の近くに猪ノ浦教会はある。
小さくシンプルな教会だ。中に入ると募金箱の手前に来訪者名簿のノートが置いてあり、その栞には「旅は白いキャンバス、出会いを描き、思い出を綴って下さい。ステキな旅になりますように・・・・」と書かれてあった。
旅人に対する素敵な計らいで、印象に残っている。
作品プロフィール：港から見上げる白い教会 op.4639、5/4,2016
16 真手ノ浦教会 （まてのうら）
道土井湾（みちどいわん）にほど近く、国道から山側に入った今里郷の地にある教会。
建物は比較的新しくモダンな佇まい。
内部もシンプルで明るい造り。
作品プロフィール：モダンな白い教会 op.4630、5/4,2016
17 焼崎教会 （やけざき）
中通島としては西端に位置する入り江の入り組んだ焼崎にある教会。
道が狭く走り難いため思いのほか時間がかかった。
訪れる人も少ないためか、非常に静かな環境で海辺に小さな教会がひっそりと佇んでいる光景は素敵だった。
作品プロフィール：海沿いの小さな教会 op.4647、5/4,2016
焼崎教会への導入の絶景
18 中ノ浦教会
白い木造の壁に、グレーの瓦屋根と尖塔をのせた美しい教会が中ノ浦教会だ。
その姿は中ノ浦湾に反射し、対岸からの光景は、絵画のように美しい。
また、内部は驚くほど明るく華やかで、五島名物の椿の花が列柱上部に装飾されており、ひと際目を引く。
祭壇の部分だけリブ・ヴォールト天井になっており、ステンドグラスから明るい陽光が差し込んで華やぎを増している。
非常に個性的な教会であり、絶対訪れるべき教会の一つである。
作品プロフィール：絵画のように美しい教会 op.4426、8/13,2014
未明の中ノ浦湾は、静かな海面に白い教会を映し、神秘的な光景を見せてくれた。
背面の山が海面に投影されると唇のようでユニークだ。
作品プロフィール：夜明け前の中ノ浦湾 op.4682、5/5,2016
19 若松大浦教会
若松大浦教会は、民家を購入して教会にしたとのことで、一見すると普通の平屋だ。裏手に廻ると教会と認識出来るが、国道からは屋根の上にある十字架でようやく認識出来る程度だ。もっとも、その手前にある電信柱の方が十字架のように見えてしまうのだが。なんとも趣がある。内部もいたって普通の造りだ。
作品プロフィール：古い民家の教会 op.4435、8/13,2014
