奈留島(五島市)
42 江上天主堂: ユネスコ世界文化遺産
奈留島の西部で森に囲まれたかわいい外見の教会。
1918年に鉄川与助の設計施工で竣工。
内部はリブ・ヴォールト天井が美しく、手書きのステンドグラスが可愛らしい。
この教会へは、海上タクシーのツアーに参加し、港からはチャータータクシーで訪問した。内部撮影はOKだったのは良かった。
作品プロフィール:森の中のかわいい教会 op.4322、8/12,2014
壁の白と柱の木目のコントラストが非常に美しい。外装のパステルカラーからは想像出来ない内部の落ち着いた様子。これも長崎教会の魅力の一つであろう。
作品プロフィール:落ち着いた雰囲気の内部 op.4328、8/12,2014
43 南越教会 (なんごし)※2023年現在廃堂
野崎島(小値賀町)
44 旧野首教会(きゅう・のくび):ユネスコ世界文化遺産
今は無人島となり、観光客が来るだけの野崎島だが、旧野首教会はその美しさを維持し続けている。ユネスコ世界遺産にも登録され、注目度は上がっているが、アクセスの不便さは変わらないようだ。ここへのアクセスは佐世保か長崎からのフェリーで小値賀島に行き、そこから小型ボートで野崎港まで行き、30分ほど歩いてようやくたどり着くことが出来る。狭い日本にしては海外に行く位の時間のかかり方である。それでも、長崎の教会を象徴するような小さくも美しい教会の佇まいや、内部のステンドグラスの美しさをゆっくりと堪能できるという点では、最も素晴らしい環境であろう。内部の写真撮影も可能であり、教会を満喫できることこの上なしだ。私自身は、元学校の校舎を利用した施設に宿泊して終日景色を堪能出来、得難い体験が出来たことが忘れられない。
作品プロフィール:無人島の教会 op.4739、9/22,2014
この教会は、1908年に鉄川与助が初めて設計施工した煉瓦造りの聖堂だ。内部は美しいリブ・ヴォールト天井で、左右の窓にはカラフルなステンドグラスがはめ込まれており、陽の光が差し込むと得も言われぬ美しさを演出してくれる。こじんまりとしているが、奥深い美を感じさせてくれる長崎のキリスト教会群の見本のような教会であろう。見学時は、入島者が私一人だけだったので、存分に教会の美を味わう幸せに恵まれた。
作品プロフィール:美しい煉瓦造り op.4695、9/22,2014
教会内部に入ると、ハッとする程の色彩に満ち溢れており、床や長椅子に色彩の帯が広がっていた。ひたすら撮影に集中し、この美しさを逃すまいと様々な視点で撮影を続けた。
作品プロフィール:色彩の帯が美しい op.4703、9/22,2014
ステンドグラスのデザインがシンプルであるがゆえに、投影される色もシンプルになり、かえって美しくなるようだ。時間とともに色彩が移動していくのを見ていると不思議な感覚に包まれる。シーンと静まり返った教会内で、感動で心を震わせていた。
作品プロフィール:感動的な光景 op.4727、9/22,2014
夕焼けも美しかった。
この施設にはライトアップなど無いので、自分で懐中電灯の明かりを当てて長時間露光で撮影すると、教会が浮かび上がって幻想的な光景となった。
作品プロフィール:サンセット op.4742、9/22,2014
この島には、シカが沢山生息しており、そのお蔭で草が伸び切らずに美しく保たれているようだ。撮影中に何度も見かけたし、フレームの中に気づいたらシカが入っていることも多かった。
そのほかにイノシシも生息しているので、気を付けて撮影するよう言われた。
作品プロフィール:石垣の上の教会 op.4696、9/22,2014
小値賀島(小値賀町) (おじか)
45 小値賀教会(おじか)
港から歩いて小値賀教会へ向かった。案内はあるのだが、いまいちよくわからなかった。探すと、かなり古い建物の一部が教会のようだ。中に入れなかったので外を見るだけで終わった。
なお、Google mapでは小値賀教会が違う建物を示しているようなので、お気をつけください。私が示した地点が正しい位置です。
作品プロフィール:かなり古い建物、屋根の上に十字架が op.4751、9/23,2014