ワロン地方 リュクサンブール州
ソイエ(Sohier)
ひっそりとした小さな村、それがソイエだ。花が自慢の村との情報があったので大いに期待していたが、時期がズレていたのか、期待が大きすぎたのか、それほど花が目立った感じではなかった。とは言え、村は静粛なムードがあり、ちょっとした飾りや器具が素敵だった。ソイエ城は、教会の裏手からのぞき見するような恰好でしか見ることが出来なかったが、かなり立派な城が隠れるように存在していたのは、少し驚いた。
作品プロフィール:ソイエ op.15879、5/03,2019
集落の入口
エグリーズ通りで教会付近の集落の入口に入ってきたところ。
周囲はのどかな牧場が広がっており、ソイエの集落は丘陵地帯にあることがわかる。
季節が合えば、きっとこの花飾りのワゴンも花でいっぱいなのであろう。
作品プロフィール:ソイエ op.7078、5/03,2019
サン・ランベール教会
サン・ランベール教会は、19世紀後半の建立だそうだ。
濃いグレーの鐘楼と同色の屋根が渋い。
側面の壁は、グレーの部分と明るい黄土色の石造りの部分と分かれており、ユニークな建築だ。
教会は鍵がかかっていて内部を拝見できなかったのが残念だった。
作品プロフィール:サン・ランベール教会 op.15880、5/03,2019
ソイエ城
ソイエ城は、開放されている城ではないので見学は出来ない。
しかし、サン・ランベール教会の周囲を撮影している最中に、敷地の壁沿いを歩いていたら尖塔が見えた。
チャンスとばかりに壁越しに撮影したのがこの画像だ。
創建は16・17世紀で、改築を重ねて今に至っているそうだが、まさに中世のお城そのものだ。実に美しい。
せめて外部だけでも近くで見学できると嬉しいのだが。
作品プロフィール:ソイエ城、 op.15872、5/03,2019
集落の風景
この季節は、この紫の藤の花が咲き誇り印象的だった。
この村は、2000年にヨーロッパ・フローラル協会により花がある美しい町や村に与えられる賞を受賞しているとのことで、その実力は只者ではないのだろう。ただでさえ、ヨーロッパ各地の町や村は花で溢れている程なので、その中で選ばれるということは非常に難易度の高いことだ。
ところで、この日は天候が悪かったせいか、集落内で人と出会うことが無かった。
いつもこのような感じなのだろうか?
しかし、花が多く、道や庭が広々としていることもあり、非常に開放的で穏やかな良い雰囲気の村だ。
作品プロフィール:ソイエ op.15872、5/03,2019
民家の窓辺やら、ちょっとしたところにも花が飾られていたり、飾る前提として設置された花壇やフラワーバスケットなどが様々に工夫を凝らしている様子を見ているだけでも楽しく、また、何の道具なのだろうかと疑問を持ちながらシャッターを切った器具なども随所に置かれていて、印象的な村であった。
次回は、ぜひとも花で溢れる良いタイミングで訪れてみたいものだ。
アクセス(Google Mapへのリンク)
道中の絶景 5 ~予期せぬ絶景~
ソイエからシャスピエールに向かう途中、美しい光景がちらっと見えたので、思わず主要道路から逸れて、ヴィオール通りという農道のような道を進んでみたところ、思ったとおりの素敵な牧歌的な絶景に出会えた。
菜の花畑の向こうに見えるビエーヴルの集落が輝いて見えた。
作品プロフィール:ビエーヴルの菜の花畑 op.15884、5/03,2019