ルクセンブルクは日本にはあまり馴染のない国だ。首都のルクセンブルク市はかろうじて情報があるのだが、それ以外はほとんど情報詳細が入手できないのが現状だ。
そんな中、ネットを駆使したわずかな情報を頼りに、レンタカーで絶景の村や街を探して巡って撮影してきたので、ここに紹介したい。きっと、美しい風景好きで大型観光地に飽きた方にとっては、ルクセンブルクへの興味が大いに増すものと確信している。
それ程素敵な風景があちこちにあるのだ。
ルクセンブルク北部 2
ブールシャイト (Bourscheid)
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ブールシャイト城を目指して長閑な道を進むと小さな村が見えた。
右手の方は菜の花の黄色い絨毯が広がっており、その先は町すら見えない中、左手の丘陵地の上に集まる家々がブールシャイトの集落だ。鋭い尖塔の教会を中心に素敵な雰囲気の家があり、決してカラフルでないシックな色彩であるのが、ルクセンブルクらしさなのだろうか。
作品プロフィール:ブールシャイト op.15934、5/04,2019
ブールシャイト城
ブールシャイト城は、1430年に完成した国内最大級の中世の城だ。一部が綺麗に復元されており、快適に城の中を見学できる。かなり高い地に建っており、城からの眺めは絶景だ。
それゆえ、かなり離れた場所からでも、この美しい城を目にすることが出来る。
作品プロフィール:ブールシャイト城 op.15936、5/04,2019
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
ブールシャイト城から北方角に向かって、E421号に入る手前、スポートホテル レヴェック手前の道端から、このようにブールシャイト城が遠望出来た。
牧草地が手前に広がり、長閑な風景だ。
作品プロフィール:ブールシャイト城 op.15936、5/04,2019
私はこの城を見学した後、ルート7号に入ってすぐのところでフラッシュが光るのを見た。これは、と思い車を反転してその場所を確認しにいったところ、速度違反測定装置らしきものを見つけた。大して速度違反はしていないと思ったものの、光ったのは事実なので憂鬱な思いでいたが、やはり帰国後にレンタカー業者からの封書が届き、スピート違反とのこと。それがなんと2キロオーバー! 自動的にクレジットカード払いとなっており、異議のある場合は云々と記載されていたが、受け入れるしかなく、教訓としたものです。ルクセンブルクはこのような対応をする国なのですね。欧米はこのような傾向が強いようで、カナダで8㎞オーバーというのもありました。この国のみならず、欧米で車を運転する方は、ぜひ気を付けて下さい。楽しい旅が台無しにならないよう、楽しいドライブを。
アクセス(Google Mapへのリンク)
ブランデンブール (Brandenbourg)
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ブールシャイト城から程近い地にある小さな小さな村、ブランデンブール。
道沿いに集落があるだけなので、あっという間に通り過ぎてしまいそうだが、その上方に廃城となった中世の古城、ブランデンブール城が聳えている。
作品プロフィール:ブランデンブール op.15939、May04,2019
ブランデンブール城跡
現存するブランデンブール城の砦は13世紀のもので、かなり痛みが激しいが、ひっそりと佇む姿は美しい。
立寄ってみると、ほとんど人が来ないようで、静まり返っており、このような文化遺産がフリーでオープンとなっている状況に感心した。
手を加えられた古城よりも、もっと中世を感じることが出来たように感じた。
作品プロフィール:ブランデンブール城 op.15941、5/04,2019

アクセス(Google Mapへのリンク)
ヴィアンデン (Vianden)
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ブランデンブールから東に進むと、ウール川沿いに広がるヴィアンデン州の州都であるヴィアンデンがある。その背後の小高い丘の上にルクセンブルク随一の古城ヴィアンデン城が聳え立っている。今も現役の城は、おとぎ話に出てきそうな立派な建物であり、その足元に広がる城下町も趣ある風情だ。
作品プロフィール:ヴィアンデン op.15954、5/04,2019
ヴィアンデン城
アクセス(Google Mapへのリンク)
フヒン (Fouhren)
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ヴィアンデンから南下してすぐに、緑の大地の左側に小さな集落が見える。それがフヒンだ。かわいらしい白い教会と同じ白い壁とグレーの屋根という配色の家が並んでいる。緑が鮮やかなだけに、シックな村も映えて見える。
作品プロフィール:フヒン op.15960、5/04,2019