雲仙エリア
87 愛野教会
屋根や尖塔、窓の大枠が赤く、壁の白とのコントラストがかわいい教会。内部もこじんまりしている。街中の高台に位置しており、赤い尖塔はかなり目立つ。
作品プロフィール:赤い尖塔のかわいい教会 op.4958、3/14、2015
街中に位置し、幼稚園と併設されている。
木枠の窓も非常にユニークな造りとなっている。
そこにはめ込まれている薄い色彩のステンドグラスが堂内に柔らかな色彩を散りばめており、良い雰囲気だ。
作品プロフィール:赤い尖塔のかわいい教会 op.4913、3/14、2015
88 島原教会
この八角形の建物は、日本26聖人殉教400周年と島原の乱から360年を迎えた1997年に島原殉教者記念聖堂として建立された。天井には八角形のドームが吹き抜けで造られており、美しいステンドグラスから差し込む光彩とともに、神秘的な空間を形成している。訪問時には、シスターがいらしており、この教会の成り立ちを伺うことが出来た。また、当教会の巡回教会である雲仙教会についても教えて頂き、訪問するきっかけとなった。また、幸いにもシスターの許可を頂き、内部の撮影をすることが出来た。非常に印象深く、有難い訪問であった。
【内部撮影許可済】
作品プロフィール:神秘的な空間 op.4923、3/14,2015
西日がステンドグラスを通して差し込む様子が美しい。床の大理石にも反射している。天井を見上げると、吹き抜けのドームがブルーに彩られており、これもまた美しいの一言だ。
【内部撮影許可済】
作品プロフィール:歴史を語りかけるステンドグラス op.4937、3/14,2015
入口上部のバラのステンドグラス。ここから差し込む光が聖堂内をさらに輝かしいものにしている。
【内部撮影許可済】
作品プロフィール:バラのステンドグラス op.4939、3/14,2015
ここは、キリシタンが潜伏するきっかけとなる島原・天草一揆の主戦場だ。1637年に起こったこの一揆は、4か月後に一揆軍3万7千人が幕府軍によって無残にも虐殺された。原城は徹底的に破壊され、一揆軍の亡骸は原城の敷地内にまとめて埋められた。1990年から発掘調査が実施されており、環境も整備されているが、余計な建物などは造られておらず、基本的には平地と一部の遺構だけの場所だ。歴史の重みに思いをはせる場所と云えよう。
作品プロフィール:潜伏キリシタンの端緒となった戦場 、op.4961、3/14,2015
原城の近くにあり、かつてはキリシタン大名の有馬氏の居城であった。禁教前には有馬晴信が宣教師を庇護し、この一帯でキリシタン文化が栄えたが、長くは続かなかったのは歴史の示す通りだ。日本のキリスト教文化の初期の輝かしい一面の一つと云える。それ程の歴史的価値の高い城であったが、廃城後は農地利用や放置などにより荒れており、近年の発掘調査などが行われているものの、見るべきものはあまりない。
作品プロフィール:日本キリスト文化初期の重要拠点 、op.4973、3/14,2015
89 雲仙教会
蒼いステンドグラスが屈指の美しさを演出する蒼の教会。島原教会のシスターにその美しさを教えて頂いたのだが、実はその数か月前に訪れていた。ただ、残念なことに鍵がかかっており、中に入ることが出来ずじまいだった。そのため、外観だけ見学しただけだったので、あまり良い印象が残っていなかったのが本音だ。しかし、シスターに具体的に話を伺ったことで、ぜひとも見てみたいと思い、空いている可能性に賭けて再訪してみた。すると、教会に着いた時に、車で帰ろうとしていた方が、わざわざ車を降りて話しかけてきて下さった。その方は、数少ない信者のひとりで、どうぞ教会を見て下さいと言って鍵を開けて頂いた。あまりの御親切に恐縮至極ではあったが、期待の内部に入るとまさに驚きだった。蒼い!>>>Read More!
【内部撮影許可済】
作品プロフィール:蒼の教会 op.14026、3/15,2015
室内の電気が点くと、また少し趣が変化するが、やはり蒼い教会に変わりはない。しっとりとした美さがそこにある。
【内部撮影許可済】
作品プロフィール:蒼の教会 op.4983、3/15,2015
このステンドグラスはイタリア製で、製造スタジオの名前がプリントされている。
【内部撮影許可済】
作品プロフィール:蒼の教会 op.14009、3/15,2015
教会正面側のステンドグラスはブルーのみのものだ。
シンプルだがこれがまた美しい光の演出効果を生み出している。
【内部撮影許可済】
作品プロフィール:蒼の教会 op.14011、3/15,2015
雲仙から西へ下っていくと日本で最も高温の源泉を持つ小浜温泉がある。町の至る所から噴気が出ており、温泉情緒が豊かというような街の雰囲気ではないのが残念だが、異様な雰囲気を醸し出している。公園には源泉を流して温泉成分が固まった棚田のようなものがあり、温泉パワーを示している。温泉好きにはたまらない光景だ。また、同じく公園に日本一長いと云われる足湯もあり、源泉の豊富さを見せつけている。小浜温泉は、雲仙地域の雲仙地獄から供給している硫黄泉とは違ったさっぱりした湯なので、両方に行くと満足感が高まるので、お勧めだ。
作品プロフィール:高温の噴気が町中で噴き出す小浜温泉 、op.4982、3/15,2015