ベルギーをレンタカーで廻った際、最も美しい村でなくとも実に美しい村、絶景の村がいくつも存在していた。さらに有名な観光都市や世界遺産の歴史的重要性の高い街や都市でも、際立った美しさや絶景をその目にすることができるのに驚いた。
このページでは、私が訪れて撮影することが出来た、そのようなベルギーの素晴らしい絶景をご覧頂きます。
「ベルギーの最も美しい村」は別のページで紹介しているので、そちらをご覧ください。
ワロン地域 リュクサンブール州
デュルビュイ(Durbuy)
デュルビュイは、近代的なビル等が建つことなく、古き良き中世のヨーロッパの雰囲気をそのまま残している貴重な町として、世界で最も小さな町と呼ばれ、ベルギーのみならず海外からも多くの観光客が押し寄せる観光地である。
町としては人口約1万人ほどなので、世界で最も小さな町とは思えないのだが、集落となる中心部は、ほんの2ヘクタールほどの面積しかなく、あっけなく散策が終わる程だ。しかし、デュルビュイ城を中心にした集落はまさに中世そのもので、石畳の狭い路地や、石や煉瓦造りの建物の趣があって大変美しい。歴史の深みがある分、映画のセットとは比べ物にならない程の味わい深さがある。
それを目当てに多くの観光客が訪れているため、思いのほか立派なホテルやレストランがあるのだが、町の雰囲気を壊すことなく調和させているのが素晴らしい。
作品プロフィール:デュルビュイ op.15816、5/03,2019
川沿いに聳えるデュルビュイ城。川の対岸に広いパーキングがあり、私はそこに駐車し、橋を渡って散策した。
左手に聖二コラ教会が見える。
どちらも入ることが出来なかったので、中はわからないが、この2つの存在があると、より中世の雰囲気が高まる。
作品プロフィール:デュルビュイ op.15813、5/03,2019
中世の集落
ここは地味な細い路地であるが、デュルビュイの風景で圧倒的に有名な場所であろう。
前かごに生き生きとした草花を活けてある錆びて朽ちかけた自転車も定番の被写体だ。
実際にこれを見た時にちょっとした感動があった。
そしてやはり酷く錆びているのだ。
作品プロフィール:デュルビュイ op.15815、5/03,2019
細い路地は静まり返っているが、メインの通りに出ると活気ある中世の街となる。このコントラストも楽しい。どこを歩いても絵になる街だ。街の雰囲気や人の多さが、なんとなく典型的なフランスの最も美しい村のように感じた。
作品プロフィール:デュルビュイ op.15832、5/03,2019
集落内は小さいのすぐに行止りになる。こちらは、プレヴォテ通りとアルフォンス・エロワ通りが合体して終了する所だ。
中世の集落内では、レストランやカフェも周囲に溶け込むよう配慮がなされているのが好ましい。
現代風のものは、集落から外れたエリアにあるので、徹底して分けているようだ。
作品プロフィール:デュルビュイ op.15823、5/03,2019
肉屋をのぞき込む豚の造り物。
これもデュルビュイの名物であろう。
作品プロフィール:デュルビュイ op.15831、5/03,2019
現代エリア
中世の集落から少し外れると現代に戻る。
このように広々とした区画に高級レストランやホテルが立ち並び、当時も盛んに開発であろう工事が行われていた。
調べると、この町は美食の町としても有名なようだ。
作品プロフィール:デュルビュイ、op.Durbuy2、5/03,2019